スズキ「スペーシア」のアイドリングランプが点滅。
結論を言うと故障の原因は、バッテリーがほとんどです。しかも、アイドリング機能が搭載した車は、この警告ランプが点滅することはよくあります。
また、スズキ車だけでなくホンダ車、ダイハツ車もこの症状が現れます。
今回、アイドリングランプが点灯した原因と対処方法を紹介します。
アイドリングランプが点滅。ほとんどの原因は、バッテリーの劣化
今回、アイドリングランプの警告ランプが点滅したのは、「スズキ スペーシア」
平成25年式です。
走行距離は、57701km
写真ではわかりませんが、オレンジ色のランプが点滅しています。
そのランプが、アイドリングランプ。
正常に働いているアイドリングランプだと緑色に点灯します。
アイドリングランプの正式名称は、「アイドリングストップシステムOFF表示灯」です。
スペーシアの取扱説明書をで確認すると、点滅する原因は、以下の2つ。
- アイドリングストップシステムに異常があるとき。
- エンジン部品(スターター)やバッテリーが交換時期であるとき。
このスペーシアは、平成25年5月に新車で購入しており、約4年5ヶ月でこのエラーが表示されました。その間、一度もバッテリーの交換、充電をおこなっていません。
アイドリングシステム自体の故障は、10年、15年経過すると現れるかと思いますが、まだ、新車購入して4年半しか経過していない車なので、エンジンかバッテリーが原因の可能性が大きいと思います。
そこで、スズキのディーラーに持ち込んでチェックしてもらった結果、エンジンに異常はないと。
ただし、バッテリーが弱くなっていると言われました。
ディーラーさんによると、バッテリーの劣化で「アイドリングランプが点滅」することが報告されていると…
バッテリーの交換時期ではあるけど、すぐにバッテリーが上がることはないので、「次回の車検の時に交換しましょう」と言われたのですが
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次回の車検って、約半年後なんですが…しかも、工賃含めて約12,000円になるそうです。
アイドリングストップ車には、専用のバッテリーが必要
ディーラーでバッテリーを交換した場合、工賃含めて12,000円ほどの修理になるので自分で交換ができるか調べてみましたのですが、普通のバッテリーと交換方法は同じです。
ですが、アイドリングストップ車専用のバッテリーと交換する必要があります。以下をごらんください。
スペーシアに搭載されているバッテリーは、「K-42R」(アイドリングストップ専用のバッテリー)
バッテリーの見方を簡単に説明します。
まず、K-42Rの“K”は、バッテリーのサイズを表しています。
サイズは、総高さ227mm、幅127mm、長さ187mm
K-42Rの“42”は、バッテリーの性能を表しており、この数字が大きいほど高性能となります。
K-42Rの“R”は、端子の位置を表しています。
端子の位置が右にあるときは、Rタイプのバッテリーを使用。
端子の位置が左にあるときは、Lタイプのバッテリーを使用。
もし、ご自身の車のバッテリーが、RかLかわからない場合は、ボンネットを開け既に搭載されているバッテリーを確認してください。すぐにわかりますよ。
スペーシアに搭載されているバッテリーです。Rの文字が確認できますね。
アイドリングストップ車に、普通のバッテリーをつけるとバッテリーの寿命が短くなります。
アイドリングストップ車のバッテリーは、普通のバッテリーより寿命が短くて値段が高い特徴があります。
アイドリングストップ車のバッテリー寿命は、1年半から2年ほど。普通のバッテリーの寿命が3年以上。値段が安いバッテリーでも2年ほどの寿命があります。
そのため、つい値段の安い一般のバッテリーに交換したいと思いますよね。
でも、それをおこなうと交換した普通のバッテリーの寿命が極端に悪くなってしまうのです。(バッテリーのサイズが同じであれば、車を動かすことは可能です。)
そもそも、アイドリングストップシステムとは、車が信号待ちなどの一時停車やスピードを落とす時に、自動でエンジンを停止・再始動をおこなうシステムです。
このシステムのおかげで燃費が向上・排ガスの抑制・エンジンの騒音を低減させます。
※スペーシアの場合、速度が13km/h以下になると、エンジンを自動で停止させます。
バッテリーは、エンジンを始動させるときに電力を大きく消費します。
アイドリングストップ車は、信号待ちや減速の時にエンジンを停止させるので、アイドリングシステムが搭載されていない車と比べて、エンジンの停止・再始動の回数が増えます。
エンジンの始動回数が増えた分、バッテリーの負担が増えてしまうのです。
そうなると、アイドリングストップ車専用に設計されたバッテリー以外の普通のバッテリーを使うと、バッテリーの寿命が1年ほどと極端に短くなってしまうのです。
基本、アイドリングストップ車には、専用のバッテリーを取り付けましょう。
アイドリングストップ車専用バッテリー K-42Rをネットで購入しました。
アイドリングストップ車専用のバッテリーK-42Rをアマゾンで購入しました。
スズキで修理した場合、バッテリーの交換と修理費などで12,000円ほどになります。
今回、出費を抑えるためにアマゾンでバッテリーを購入したのですが、送料込みでバッテリー本体価格が、7,000円ほど。5,000円ほど安くなります^^
念のため、アマゾンでバッテリーを購入する前、カー用品で有名なオー◯◯ックスさんに行き確認したのですが、バッテリーの価格が1万数百円ほど…スズキで修理した場合とあまり金額の差はないですね。
アマゾンのカスタマーレビューでも星4.5と高く、買って損はしないバッテリーだと思います^^
ちなみに、K-42Rは下記の品番と交換できます。
34B19R 38B19R 40B19R 42B19R 44B19R 46B19R 55B19R 60B19R 36B20R 38B20R 40B20R 42B20R 44B20R
アイドリングストップ車専用のバッテリーを交換しました。
バッテリーの交換は、一般のバッテリー交換と同じ手順。
まず、バッテリー本体からマイナスのケーブルを外します。
次にプラスのケーブルを外します。上記の写真だと赤いカバーの下にプラスケーブルがあるので、赤いカバーを外した後、プラスケーブルを外します。
外したプラスケーブルは、スパナや他の金属に触れないようにしてください。
もし、触れてしまうと、ショートして火花が発生し、とても危険です!!私は、軍手でプラス端子をカバーして、他の金属部分に触れないようにしました。
交換した古いバッテリー。
古いバッテリーを取り出して、新しいバッテリーを取り付けます。
次に、プラスケーブルを取り付けます!!
(間違って、プラス・マイナスを逆に取り付けるとショートする危険があります。気をつけましょう!!)
その後、マイナスケーブルを取り付けて完成です。
※バッテリーの取扱説明書にも、交換手順が記載されているので確認してくださいね。
古いバッテリーの処分は、どうしたらいいの?
バッテリーは、ネットで購入したほうが断然、安いのですが古いバッテリーの処分方法がわからず、購入をためらっている方も多いですね。
ズバリ!!
カー用品店・ホームセンター・ガソリンスタンド・自動車整備工場・ディーラーにて、無料で引き取ってもらえますよ。安心してください^^
たまに、有料で引き取る業者もいますが、それでも500円です。
行く前に電話で確認したほうが、無難ですよ。
ちなみに、自治体ではバッテリーの回収はやらないので、燃えるゴミで出さないようにしましょうね。
バッテリーを交換しても、アイドリングストップランプが点滅したまま…
バッテリーを交換したのですが、アイドリングストップランプは点滅したまま…状況は変わらず。
調べた結果、一度、コンピューター?をリセットする必要があるとのこと。
リセットする方法ですが、車種やメーカーによって違うようです。ネットで調べても詳しいリセット方法がわからなかったので、スペーシアを購入した販売店に持ち込みました。
アイドリングストップ専用のバッテリーを自分で交換したけど、ランプの点滅が消えない…調べてもらえますか?
わかりました。バッテリーか原因か、他の場所が悪いのか、チェックしてみますね^^
修理、終わりました。バッテリーや他の場所も問題ないですよ。
ランプの点滅も直ったのですか?
はい、バッテリーのマイナスケーブルを外して、10分間、放置したあと、ケーブルを取り付けたらランプは正常に点灯しました。
なんと、リセット方法は、バッテリーのマイナスケーブルを取り外して10分間、放置すること!!
意外と簡単(笑)
アイドリングストップランプが緑色で点灯。正常で働いています^^
でも、車種やメーカーによってリセット方法が違うようなので、今回のようなリセット方法をおこなう場合、自己責任でお願いします。
ちなみに、今回のリセット、スズキさんが無料でおこなってくれました。
さすが、スズキさん、ありがとうございました^^
以上、「スズキ スペーシア アイドリングランプ点滅|原因と対処方法」について紹介しました。
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