永久抹消登録の手続きは、簡単です。

あなた自身の手で、愛車を廃車に出して、永久抹消登録するまでの流れをまとめました。

実際に、私も廃車から永久抹消登録するまでを経験しました。

なんとなく事務手続きなど、難しいイメージがありますが、簡単ですので一度、挑戦してみてはいかがでしょうか。

専門の業者に依頼する方法もありますが、無駄な出費となるので、あまりオススメできません。

こちらでは、「あなたが車を廃車に出して、永久抹消登録の手続きを終える。」までの過程を紹介しています。

参考になれれば、幸いです。

廃車と永久抹消登録に必要な書類を準備しましょう。

車を廃車に出す場合、地元の解体業者か金属買取業者に依頼します。

廃車の手続きに必要な物は、以下の3点です。

  • あなたの運転免許証
  • 解体する車の車検証
  • リサイクル券

 

ただし、解体業者によって揃える書類等は違う場合もあるので、解体業者が決まったら、一度、確認の電話を入れてください。

 

次に永久抹消登録に必要な書類等は、以下の6点です。

  • 永久抹消登録する車の車検証
  • 廃車にする車のナンバープレート(前後2枚)
  • 所有者の印鑑証明書(発行日から3か月以内)
  • 所有者の実印
  • 解体にかかる移動報告番号(リサイクル券に記載されています。)
  • 解体報告日

 

その他に、手数料納付書と永久抹消登録申請書(OCR申請書第3号様式の3)が必要ですが、これらの書類は、陸運支局で揃えられます。

 

 

車検証に記載されてある氏名と、印鑑証明書に記載されてある氏名が結婚や離婚などで変わった場合は、戸籍謄本が必要になります。

車検証に記載されてある住所と、印鑑証明書に記載されてある住所が違う場合は、印鑑証明書に記載されてある住所までの変更内容がわかる住民票が必要になります。

 

愛車を廃車に出します。

1.地元の解体業者に、廃車に出す車を持っていきます。

2.解体業者の指示に従って、廃車に関する手続きをおこないます。
(私の場合は、30分ほどで手続きが完了しました。)

3.解体業者から、移動報告番号が記載されてある使用済自動車引取証明書を受け取ります。

廃車の手続きに必要、リサイクル券

※ 移動報告番号とは、リサイクル券番号に記載されてあるハイフンを除いた移動報告番号のことです。

※ もし、リサイクル券を紛失した場合、解体業者で再発行ができるので、安心してください。

 

4,解体報告日が必要になります。

解体報告日とは、解体業者に解体を依頼し、実際に車を解体し登録した日付のことです。

解体報告日が確認できるまでは、依頼してから3日から一週間ほどかかります。解体報告日を確認するには、解体業者から連絡を待つか、あなたが解体業者に確認する必要があります。
(ただし、私の場合だと、解体を依頼したその日に、解体報告日の確認ができました。解体する車が多い場合は、遅れるかもしれません。)

 

インターネットでも確認ができます。

自動車リサイクルシステムにアクセスします。

自動車リサイクルシステム

 

使用済自動車処理状況検索をクリックします。

 

自動車リサイクルシステム

上記は、例として 「世田谷ナンバー 330 わ 1234」で記載しています。

①、普通自動車の場合、登録自動車にチェックします。

②、車検証に記載されてある車台番号、下4桁の英数字のみを入力します。

③、登録番号/車両番号を入力します。

④、移動報告番号を入力します(ハイフンは、除きます。)

※③と④は、どちらかひとつの入力のみで構いません。

⑤、検索をクリックします。

 

自動車リサイクルシステム

 

矢印の解体報告記録日をメモするか、このページをプリントしてください。

スマホだとスクリーンショットしたほうが良いかもしれませんね。

 

解体報告記録日は、永久抹消登録の手続きに必要になりますので忘れずに!!

 

永久抹消登録の手続きをおこないましょう。

陸運支局に行き、廃車した車の永久抹消登録の手続きをおこないましょう。

支局内に手数料納付書、永久抹消登録申請書(OCR申請書第3号様式の3)の見本があるので、その見本を見て必要箇所を記入しましょう。

※ 手数料納付書、永久抹消登録申請書は、陸運支局で揃えることができます。

 

陸運支局の方の指示に従って書類を書き、手数料を支払い、ナンバープレートを返却して永久抹消登録の手続きは終わります。

永久抹消登録の手続きが終了するまでの時間は、20分から30分ほどです。
(手続きする人が多いと、もう少し、時間がかかりますね。)

 

※ 永久抹消登録の手続きでナンバープレートを返却するのですが、このナンバープレートは、記念に持ち帰ることができます。

持ち帰るには、陸運支局内でナンバープレートを持ち帰る手続きをおこないます。

そして、このナンバープレートを二度と使用しないように、陸運支局にある専用の機械で、ナンバープレート上に4cm以上の穴をあけた後、引き渡されます。

ただし、この穴を開けるには、400円前後の料金が発生します。

 

>>一時抹消登録と永久抹消登録の違いは? それぞれ、メリット・デメリットがあります。

 

まとめ

永久抹消登録の手続きは、早ければ車を廃車に出して、永久抹消登録の手続きが完了するまで1日で終わらせることができます。

ただし、解体業者の事務処理に時間がかかると、永久抹消登録の手続きが完了するまで、3日以上の時間がかかる恐れがあります。

 

廃車専門の業者に依頼することもできますが、1万円以上の無駄なお金が発生します。あなた自身の手で手続きをおこなえば、1,000円以内で済みます。

永久抹消登録の手続きは平日しかできないのがネックですが、ぜひとも、挑戦してください。

 

>>私が愛車を金属買取業者に買い取ってもらった話。は、廃車を考えている方にとって、参考になるかもしれません。