自動車を運転される方なら常識だと思う…思ったのですが、自動車を持つ方は必ず任意保険に入りましょう。
自賠責保険だけで十分でしょう!!と思う方は、今時、いないですよね。
でも、意外と任意保険に加入されていない方は多いのです。
こちらでは、任意保険に加入していない「2つのパターン」を紹介します。
これは、実際に私の知り合いが体験したことです。
私の知人の母親は、交差点で任意保険に加入していない車にぶつけられました。
知人の母親(Aさんとします。)は、青信号で横断歩道を歩いているとき右折する車にぶつけられました。
右折ということもあり、スピードを出してもいなかったのですが、太陽の光でまぶしくて、横断歩道を歩いているAさんに気づかなかったそうです。
Aさんは、ボンネットに乗り上げた後に地面に落ち、骨盤を折る重傷でした。
Aさんが60歳を過ぎていて、骨密度の値も低く骨がもろかったため全治まで約三ヶ月ほどかかりました。
事故を起こした相手の方は、友達から車を購入したばかりで、任意保険に未加入でした。
加害者の方は、任意保険に加入しようと思っていたそうですが、ついつい引き延ばしていたそうです。そんな時に、この事故はおきました。
加害者の方も、任意保険が重要だとわかっていたのです。
でも、保険の加入がめんどうなので、ついつい引き延ばした。その結果、事故による負担が重くなりました。
加害者の方がきちんとした対応をとってくれたので、裁判沙汰にはなりませんでしたが、加害者の方はAさんの治療費、入院費、そして慰謝料を支払いました。また、会社も辞めてしまったそうです。
もし、この事故でAさんが植物状態になったり、亡くなった場合、任意保険に加入していない加害者の方の人生は終わっていたことでしょう。
加害者の方が、任意保険にさえ加入しておけば、お金の負担はもっと抑えたにちがいありません。もちろん、Aさんを傷つけた責任は負わなければいけません。
でも、任意保険にさえ加入しておけば、お金の心配をする心配も減ったことでしょう。
上記の加害者は、任意保険に加入するまで車の運転を絶対にやめとくべきだったのです。
若い方は、車を購入するまえに、任意保険料を知っておきましょう。
自賠責保険は、車を購入するとき必ず入らなければいけない強制保険です。でも、任意保険は、その名前のとおり、任意=個人の意志で入る保険です。
自賠責保険の保険料は、2017年(平成29年)4月1日時点で、自家用常用自動車 24ヶ月の保険期間の場合、25,830円です。
車を購入した時、この自賠責保険、重量税などの初期費用がかかり、それ以外に毎年、自動車税を納めないといけません。
ましてや、車をローンで購入する場合、毎月、この車のローンを支払わないといけません。
自賠責保険・自動車税・重量税・車のローン、そして、任意保険…
以前より若者の自動車離れの話が話題になりますが、税金や保険料、ローンの支払いなどのことを考えると自動車を持ちたくないと思うのも仕方がないですよね。
電車などの交通網が発達している都会では、車を持たなくても不便なことは少ないでしょう。でも、田舎では一家に2、3台と持っていることも普通にあります。
田舎ほど、車を持たないと生活ができません。そして、田舎は都会ほど収入に恵まれていません….
初めて車を購入する若い方は、25万円前後の高い自動車免許習得教習料金を支払って自動車免許を取ります。
そして、念願のマイカーを購入します。
念願のマイカーを買うのですから、自分の好きな車を買いたい…から、予算はできるだけ車本体につぎ込みたいと思いますよね。
そうなると、任意保険料のことは忘れてしまうのです。
いざ、車を買ってから気づく高い任意保険料費。若い方は、車の運転経験不足やむちゃな運転をすることがあり、任意保険料はかなり高めです。
任意保険が高い場合は、購入する車のグレードを落としてでも、任意保険に加入しないといけません。
車ありきに考えるのではなく、任意保険ありきで考えるべきなのです。
このような失敗をしないためにも、車を購入する前に任保険料の見積もりを必ず取っておきましょう。
最近は、インターネット上で、簡単に見積もりが取れますから、ぜひ、やってみましょう。
車を購入した若い世代は年収も低い、掛け捨ての任意保険に加入しない方も30代・40代以上と比べても多いのです。
以上のように、任意保険が大切だとわかっているが、加入がめんどうでついつい保険に入るのを引き延ばしてしまう…収入が少ないから任意保険に入らない、この2つのパターンが案外、多いのです。
保険は目に見えません。でも、事故の際、任意保険に入っていたか、そうでないかによって、その後の人生に大きく影響します。
車を運転される方は、あなたやあなたの家族、旦那さん、奥さん、お子さんを不幸にさせないためにも、絶対、任意保険に加入しましょう。
以上、”自動車の任意保険は必ず加入しましょう。未加入車を運転した加害者は会社を辞めました”を紹介しました。
※車の保険料が、4,300円も安くなりました。
参照記事:ネット保険で安くなりました。