ガス欠で車が停まった。

ガス欠で車が停まった。

 

想像できますか…

 

交差点のど真ん中、ガス欠で車が止まってしまった…

真冬の夜道、周りに明かりはなくガス欠で車が止まった…

彼女と楽しいデート。彼女を自宅まで送る途中、ガス欠で止まった…

 

などガス欠にまつわる話を一度は聞いたことがあると思います。

 

どれも悲惨ですよね~

 

ガス欠は、車を運転する前、運転中、車を降りる時に燃料計を確認しておけば未然に防ぐことができます。まあ、当たり前のことなんですが、わかっていても確認できないのが人間なんですね。

 

そこで、こちらでは、ガソリンの給油ランプ(燃料残量警告灯)が点灯した時、

残りのガソリンでどれくらいの距離を走ることができるのか?

ガス欠で止まったときの対処方法について紹介します。

ガソリン給油ランプが点灯、残りのガソリンで、どれくらい走れる?

 

ガソリンの給油ランプが点灯したので、ガソリンスタンドを探している途中、事故ってしまった話を聞いたことがあります。

 

この時の運転手は、30代の女性の方だったのですが、ガソリンの給油ランプが点灯したため、「ヤバイ…車が止まってしまう!!」と慌ててしまい、スマホでガソリンスタンドを探しているとき、前の車にぶつかったそうです。 

 

もし、ぶつかったのが車ではなく人だったら、どうなっていたでしょうか…想像しただけで怖いですよね。

 

でも、安心してください。

 

日本車の場合は、ガソリンの給油ランプが点灯しても、すぐに車が止まることはありません。
(※外車の場合は、給油ランプが点灯したときは燃料タンクがカラの状態で、車が止まる場合があります。)

 

車種や運転方法によって“走れる距離”は違いますが、給油ランプが点灯しても およそ50kmから100kmほど走ることができます。

ガソリンの給油ランプが点灯しても、意外と車は走ることができるのです。焦らずにガソリンスタンドを探しましょう。

 

知っておいて損はなし。実際の走行距離を理解しておきましょう。

 

ガソリンの給油ランプが点灯しても、意外と長距離を走ることができるのはわかったと思いますが、車種によって“給油ランプが点灯してから走れる距離”は違います。

 

源ちゃん源ちゃん

給油ランプが点灯後でも、車を走らせることができる距離を知っておけば、心に余裕が生まれるので安全運転にもなりますよ。

 

さて、実際に走れる距離を知るには、給油ランプが点灯したときの“ガソリンの残量”を知っておきましょう。

 

参考までに、2016年度の普通自動車・軽自動車 人気車種トップ5の“給油ランプが点灯時のガソリンの残量”をまとめてみました。

 

2016年度 登録車販売台数

普通自動車

メーカー 車種 ガソリンの残量
トヨタ プリウス 4代目 6.4L
トヨタ アクア初代 5L
トヨタ シエンタ ハイブリッド 6.3L
日産 ノート 6.5L
ホンダ フィット 5.3L

 

軽自動車

メーカー 車種 ガソリンの残量
ホンダ N-BOX 4L
ダイハツ タント 6L
ダイハツ ムーヴ 4.5L
日産 デイズ 4.5L
スズキ アルト 4L

 

ご覧のとおり、車種によって違います。
車を購入した時、取扱説明書に給油ランプが点灯するときの残量が記載されているので、一度は確認しましょう。

 

次にあなたの愛車の実際の燃費を知っておきましょう。

車のカタログに記載されてあるJC08モードの値ではありません。あなたが運転したときの“実際の燃費”を知っておく必要があるのです。

なぜなら、運転方法によって燃費の差が生まれます。
急発進・急ブレーキ・エアコン全開などの運転では、燃費が悪くなります。

 

さて、燃費の計算方法ですが、簡単な方法を紹介します。

ガソリンを満タンに入れトリップメーターを“ゼロ(0)”にします。
※トリップメーターとは、車の区間走行距離を表示できる距離計です。スピードメーターの周辺にあり、運転手が簡単に走行距離をリセットできるようになっています。

 

走行してガソリンを減らします。走行距離が長いほど、“実燃費がわかります。”
ガソリンは、2/3ほど減らしたほうがよいと思います。

 

そして、再度、ガソリンを満タンに入れます。

 

この時、給油したガソリンの量をメモしておきます。

次に、今回、ガソリンを給油するまでの走行距離をメモします。

 

例えば、給油したガソリンが30Lで、給油するまでの走行距離が300kmだった場合,

300÷30=10

10km/L…つまり、1Lあたり10km、リッターあたり10km。

実燃費は、10km/Lとなります。

 

 

日産ノート(2016年)は、ガソリンの残量が6.5Lになるとガソリン給油ランプがつきます。http://autoc-one.jp/nenpi/3032365/0002.html これによると、ノートの実燃費は20.2km/L。

 

20.2km/L(実燃費)×6.5L(ガソリンの残量)=131.3km

よって、日産のノートは、ガソリンの給油ランプが点灯してから、およそ130kmは走行できることになります。

 

もちろん、個人差はありますし燃費が悪い運転方法だと走行距離は短くなります。

 

最近の車は燃費が良いので、給油警告ランプが点灯してもガソリンスタンドを探すまで余裕がありますね。

 

初代ハリアーの実燃費は、およそ8km/L。 
給油ランプが約11L以下で点灯するので車が止まるまで、約88kmは走れることになります。

 

初代ハリアーは1990年後半に登場した車ですが、意外とガソリンの給油ランプが点灯しても長く走れますね。

 

ただし、給油ランプが点灯してから長く走れるといっても油断はしないように。

源ちゃん源ちゃん

給油ランプが点灯したら…できれば点灯する前にはガソリンを給油するようにしましょう。

 

※燃費を良くするには、エコドライブを心がけましょう。

エコドライブについて、まとめました。

 

車がガス欠で止まってしまった…どうする?

 

1.一般道路で止まった場合。

走行中、ガソリンの給油ランプが点灯した場合、ガス欠に備えて車線の左側を走るようにしましょう。道路の左側を走らせておけば、ガス欠で車が止まる寸前、路肩に車を寄せることができるので、後続車の交通の邪魔になることを最小限に抑えることができます。

そして、車を路肩に寄せたら、ハザードランプを点滅させます。

 

もし、交差点の真ん中で止まってしまった場合は、ハザードランプを点滅させギアをN(ニュートラル)に入れ、車から降りて開けたドアのつけ根を押しましょう。

一人で運転をされていた場合は、周りの方に声をかけ、車を押してもらうようお願いしましょう。

 

この時、車の前後の安全の確認を徹底してください。

 

2.高速道路で止まった場合。

高速道路には、故障車、緊急車両、道路管理車両などが停まるための非常駐車帯が道路の左路肩に設置されています。高速道路を運転中、ガス欠で車が止まりそうになった場合は、非常駐車帯まで車を移動させハザードランプを点滅させ車を停めます。

 

その後、停車した車の50m後方に三角停止表示板を置き、後続車に車が停車していることを知らせるようにします。

三角停止表示板

 

非常駐車帯には非常電話が設置されており、
その非常電話から道路管制センターに連絡を入れ、管制センターの指示に従いましょう。

 

携帯電話から連絡をいれる場合は、#9910(道路緊急ダイヤル)

 

ちなみに、高速道路でガス欠や車のパンクなどによって車を停めた場合、高速自動車国道等運転者遵守事項違反でキップを切られます。

点数:2点 反則金: 9,000円

 

 

ガス欠で止まった車に、どうやってガソリンを給油する?

 

1.ガソリンスタンドまで自力で行く。

スマホなどでガソリンスタンドの場所をチェックし、ガソリンスタンドまで歩いていける距離でしたら、自力で行きスタンドの方に事情を説明して金属のガソリン携行缶を借りましょう。ガソリン携行缶でガソリンを補給した後、そのガソリン携行缶を返却し、十分な量のガソリンを給油しましょう。

ただし、ガソリンスタンドは、自走しない物に“お客自らガソリンを給油する”のを禁じています。
つまり、ガソリンスタンドからガソリン携行缶を借りても、お客さん自らはガソリンの給油ができません。

 

これは、消防法で禁止されているからです。
よって、ガソリン携行缶にガソリンを給油する場合は、スタンドの方にお願いしましょう。

 

 

2.ガソリンスタンドの方に、ガソリンを持ってきてもらう。

ガソリンスタンドまでの距離が遠く、自力で行くのが無理な場合は、スタンドに連絡をしてガソリンを持ってくれるようお願いしましょう。最近は、セルフスタンドが増えたため、スタンドの従業人も少なく断れる場合もありますが、ダメ元で頼んでみましょう。

 

3.友人・家族にガソリンを持ってきてもらう。

ガソリンは「第4種危険物 第一石油類」に定められている危険物です。
ガソリンは危険なため持ち運ぶときは、“金属製のガソリン携行缶にガソリンを入れること”と消防法で決められています。ポリ容器は、容器内の圧が上昇して爆発する危険性があるので使用できません。

 

友人や家族にガソリンを持ってきてもらうには、まず、金属製のガソリン携行缶を所有している、もしくはガソリンスタンドで借りる必要があります。

そこからガソリンスタンドに行って、ガソリンを持って来てもらうので時間がかかってしまいます。友達や家族にお願いするのは現実的ではないかもしれませんね。

 

4.JAFを利用する。
車の故障で役立つのがJAFです。タイヤのパンクやバッテリー上がり、ガス欠など、もしもの場合に助かります。

JAFは、会員だけではなく非会員でも利用できます。ただし、非会員のほうが会員より割高です。

http://www.jaf.or.jp/rservice/price/result.php?id=7&time=daytime&x=78&y=23

 

一般道路でガス欠してJAFに依頼してガソリンを給油する場合、会員でも非会員でも燃料代(実費)は発生します。

 

ただし、会員の場合、JAFを呼んで燃料を給油してもらうまでの基本料は発生しませんが、非会員の場合は、基本料金8,230円が発生します。

 

例えば、燃料代が1,000円だった場合、会員は基本料金が無料なので1,000円のみ。しかし、非会員は、8,230円+1,000円=9,230円となります。(2017年10月現在)

 

JAFの一般会費は、4,000円/年です。ひと月あたり約340円。
家族の場合、5名まで追加入会できます。その場合、追加会員ひとり、プラス2,000円です。

旦那さんと奥さんがJAF会員だと、年会費が6,000円となり500円/月。1日あたり約17円です。

この会員費が高いか安いかは、各々の考え方次第ですね。

JAFコールセンター:0570-00-8139  24時間年中無休。

 

※JAFが選ばれる3つのメリットについて

 

5.自動車保険の無料ロードサービスを利用する。

車を所有している方のほとんどが任意保険に加入しているので、自動車保険会社の無料ロードサービスを利用するのも”あり”です。

 

オリコン日本顧客満足度ランキング(http://life.oricon.co.jp/rank_insurance/)で上位5社のロードサービス(ガス欠の時のガソリンの給油について)をざっくり調べてみました。
(2017年10月現在)

任意保険選びの参考にしてください。

 

イーデザイン損害保険

保険期間中、1回に限りガソリン10Lを無料で届けてくれます。
保険契約1年目から利用できる。

 

セゾン自動車火災保険

セゾン自動車火災保険の場合、ロードサービス(ロードアシスタンス)は有料
(ロードサービスを付帯しない場合、保険料を安くできるメリットがあり。)

保険期間中、1回に限りガソリン10Lを無料で届けてくれます。
保険契約1年目から利用できる。

 

ソニー損害保険

契約1年目は、ガソリン代はお客様が負担。2年目以降は、10Lまで無料。
保険期間中、1回まで利用できる。

 

チューリッヒ保険

保険期間中、1回に限りガソリン10Lを無料で届けてくれます。
保険契約1年目から利用できる。

 

アクサダイレクト

契約1年目は、ガソリン代はお客様が負担。2年目以降は、10Lまで無料。
保険期間中、1回まで利用できる。

 

上記の5社・自動車保険会社は、ガス欠時のガソリン給油作業は無料でおこなっていますが、契約1年目からガソリン代が無料の会社と1年目はガソリン代が有料な会社に分かれています。

 

 

ガス欠を予防するには、車を運転する前に燃料計をチェックすることを意識しましょう。そこだけを抑えておけば、まず、ガス欠のトラブルを回避できますよ。

 

 

以上、「ガソリンの給油ランプ(燃料残量警告灯)が点灯|どれくらい走れる?」について紹介しました。

 

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